離婚、幼児虐待をくり返す人2
- シリーズ2

これは某新聞の人生相談の欄にのったものです。あなたなら、どう答えますか。
「五十代後半の主婦です。結婚して40年、平凡ながら幸せな毎日でした。先日どうしたことか、夫の昔の恋人のことが突然頭に浮かび、夫に詰問してしまいました。すると、夫は私の過去を責め『付き合っていた男の名前を言ってみろ』などと怒鳴り始めました。
その日以来、それまで何事もなかった生活に嵐が吹き荒れ、自分の言ったことが悔やまれ、反省の毎日です。私も若い頃、男性とお付き合いしたことは何度かありますが、夫をだましたり、裏切るようなことをしたことがありません。夫は私の過去を洗いざらい話せと言いますが、話した方がいいんでしょうか。夫の気持ちが分かりません。どうしたらいいか、ご指導ください」
交流分析が目指す愛の様式は「親密性」です。親密性とは二人が互いに信頼し合い、相手に対して純粋な配慮を行う交流といえましょう。
これは人によっては最も危険度の高い交流になるものです。親密性には少なくとも以下のことが欠かせません。
〇自分と相手との相違を認め、受け入れ尊重する姿勢。
〇互いの関係はゲームのない「私もあなたもOK」という基本的構えを土台にする。
〇自分の言動に責任を持つ関係であるから、今後どうなるか予測がつかない。
〇親密性は、それが長く続くときは、関係はプライベートな性質を帯びるようになる。
相談されているこの主婦の方は、明らかに自己破壊的なゲーム(拒絶を誘う「キック・ミー」のゲーム)を仕掛けています。従って答えは、ゲームをすぐにやめることです。
過去の付き合いの話など一切しないと断り、40年続いた愛を大事にしたいと伝えればいいのです。
〇子供に対する非人間的な扱い
ラーメン店にはいろうとして若い夫婦が生後5ヵ月の乳児を駅のコインロッカーに預けた事件。
パチンコにのめり込んだ夫婦が、乳児を炎天下の車の中に置いて死亡させる事件。とこに空気が入ることを一応確かめたと弁解していますが…。
〇最近急増している母親による幼児虐待。
一般に、我が子を愛している普通の母親の中に虐待する人が増えているといわれます。しかし虐待する人は、自分も虐待された経験を持つことが多いという報告があります。
また、うつ病になると、一見、人柄が変わったかのような行動や親子関係の変化が見られるともいわれます。
ともに愛された経験をもたない人で、子供にどう愛を注いでよいか分からない場合が多いのです。
