なぜゲームをやめられないのか4
- シリーズ2

◎ゲームは各人の基本的感情生活を守るために演じられる
ゲームが「慢性化した定河型的な不快な感情」から演じれれることもあります。
たとえば子供との間に「過干渉」のゲーム(あなたを何とかしてあげたいと思っているだけなんだ)を演じる親のなかには、心の奥に強い自負の念や罪悪感をいだいている人がいます。
この「強い自責の念や罪悪感」が、すなわち「慢性化した定型的な不快な感情」(交流分析では、とくにこれを「ラケット感情」と呼びます)です。
こういう人は、長年共働きをしてきたために、子供の世話を十分にしてこなかったことを、どこか後ろめたく感じていることが少なくありません。
そこで表面では「もうあなたも大人なのだから、自分のことぐらい自分でしなさいね」といいながら、その裏では「あなたにはすまないことをしたわね。小さい頃に手を抜いた分だけ、これからもあなたの面倒をみなくてはいけないでしょうね」といった気持ちがあって、うるさく世話を焼くのです。
もし将来、子供から「飼い犬に手を噛まれる」とか「恩を仇で返される」ような仕打ちを受けるとしたら、原因は一概に子供の側だけにあるとはいえないでしょう。
交流分析の観点からすると、育児や教育に携わる者のなかで、気づかれずに未処理に終わっている罪責感、後悔、自己嫌悪、劣等感、怒り、抑うつ感情、無力感などが、真の原因となっていることの方が多いのです。
☆以上、ゲームを演じる動機と原因について、まとめてみました。
ゲームは、後で冷静になって考えてみると、まったくバカげたことをしたと感じることがほとんどですが、なかなかやめることができません。
しかしこのような動機と原因があるということについての理解があれば、かなり違うはずです。
もし思い当たるものがあるとしたら、十分に注意してみてください。
