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なぜゲームをやめられないのか3

  • シリーズ2

◎ゲームは、生活時間を構造化する手段として演じられる

人が同じ屋根の下で暮らす、あるいは同じ職場で働くということは、各人が同じ時間を共有することを意味します。

幼児にとっては、親が自分のためにどれだけの時間をさいてくれるかが愛情のバロメーターになります。

定年退職後、二人だけになった老夫婦には、無為の時間がストレスとなり、毎日重苦しくのしかかってきます。

つまり時間の費やし方と対人交流との間には密接な関係が生じてくるのです。

もし心の触れ合いを感じさせるような親しい交わりの時が過ごせれば、理想的でしょう。
しかし実際には、仕事や遊びに没頭し、雑談でごまかし、あるいは人を避けて閉じこもるといった時間の過ごし方をせざるを得ない状態に追い込まれることがあります。
その場合、ゲームは快適とはいえないまでも、次善の策となり得るのです。

たとえば子供は病気をくり返すことで「鍵っ子」として放置される状態から解放され、親の時間(愛情)を独占することができ、老夫婦は互いに「あら探し」のゲームを演じて、半日の時間を埋めることができます。

日頃、不仲の夫婦も、その片割れが病む時、夫婦喧嘩の代わりに看病を中心に生活時間を組織することができるというわけです。

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