ブログ

神経症的防衛機制③

  • シリーズ1

合理化


よく言われるのがイソップ物語の「酸っぱいブドウ」です。
手の届かない美味しそうなブドウを「あれはすっぱいブドウ」だったんだ
ということで欲しいけど手に入らないというストレスを抑えようとする防衛機制です。

(※合理化の具体例)
希望した就職先の内定をもらえなかった時に「あそこの会社は私にはそもそも合っていなかった 内定もらえずに良かったんだ」と考えてストレスを抑えようとする。

ただ瞬間的に出る合理化というのは日常でもよく見る反応で私自身も「あっ今合理化したわ!」なんてことはよくあります。

★ここで①で見た「知性化となんか似てる?」と思うかもしれません。
知性化と合理化は似ているように見えてその性質は全く異なっています。

<例えば> 女性に告白してフラれた場合
■知性化の例
「女性の告白成功率に比べると男性の告白は成功率低いっていうしなー…」
■合理性の例
「あの子はよく考えれば顔が良いだけで頭も悪ければ性格も悪いはずだ。だからフラれて良かったんだ」
このように合理化は自分自身の現状に対して都合よく事実を捻じ曲げることが特徴です。

知性化は「知識を用いて客観的に理解」し納得しようとすること。

合理化は「論理的な根拠を主観的に用意」することです。

Copyright © 2025 静岡カウンセリングルームhazama All rights reserved.